さらなる成長へ指針 諏訪地方の企業仕事始め

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スピード感と質の向上を呼び掛ける碓井社長=諏訪市のセイコーエプソン本社

東京株式市場の日経平均株価が26年ぶりに2万3500円台を回復して始った2018年の日本経済。安定した円安傾向で3月末の企業業績は輸出関連を中心に好業績が予想されている。”ものづくり県”の県内でも高操業から人手不足感が高まるなど好調な滑り出しとなった。諏訪、上伊那地方で多くの企業が仕事始めを迎えた5日、企業トップからは、さらなる成長を目指し、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)をにらんだ積極的な投資や課題とされる働き方改革、スピード感による競争力など、さまざまな指針が示された。

諏訪市のセイコーエプソンでは、新年あいさつ会で碓井稔社長が約500人の本社社員を前に登壇。国内のグループ会社を含め27拠点、約1万2000人の社員を対象にインターネットで同時配信された。

碓井社長は、好調な業績を背景に長期ビジョンに掲げる四つのイノベーション(技術革新)領域で商品化ができたことに感謝の意を表し、経営理念に加えた「なくてはならない会社」を目指すことを改めて強調。その上で「課題も見えてきた」として計画から大きく遅れているテーマもあると指摘。「事業オペレーションのスピードと質を、さらに高めてほしい」と述べた。

また、AIやIoTをキーワードに環境問題、生産性の向上、社会のスマート化を大きな流れととらえ、「まさに長期ビジョンのエプソンが成し遂げようとしているイノベーション。IT系企業や新興国企業の動きはものすごい速さ。強みを生かしやすい領域にさらに的を絞り、かつスピード感を持って、やりきってほしい」と呼びかけた。

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