アカマツ資源利用へ 信州の木自給圏構築事業

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県は、林業振興を目指す「信州の木自給圏」構築事業で、今年度検討した、諏訪を含む伊那谷流域での課題や今後の方針などをまとめた。▽カラマツ、アカマツの利用促進▽川上(林業)、川中(製造)、川下(販売)の連携と情報発信の仕組み―など、地域の課題が浮き彫りになった。

伊那谷流域は、諏訪、上伊那、南信州の3地域に分けられ、それぞれの特性や地域性に合わせ、課題の抽出と解決に向けた方向性が検討された。

諏訪地域では、「アカマツ資源の利用」に向けて、▽マツタケの安定的生産確保のための更新▽整備推進や松くい虫対策―など指摘された。

「川上、川中、川下の情報共有」については▽森林整備が遅れている個人有林での境界明確化と間伐を推進▽PRと、地域内、流域内の川上、川中、川下の需要供給情報体制整備―などが必要とされた。

まきやペレットなど木質バイオマスの利用が進む上伊那地域では、「上伊那地域の木材が良質なことを消費者に周知を」「松枯れ地域では、健全なアカマツ材の活用が急務」「森林所有者や境界な不明な森林の増加」が課題に。

今後の取り組み方向として、▽公共建築や一般住宅に使用しやすい仕組みづくり▽バイオマス利用拡大と陶芸用などの新規需要の開拓▽林地台帳の整備―など、既存の事業も含めて改めて方向付けられた。

県信州の木活用課によると、今回の検討意義の一つは、従来から指摘されていた情報交換の必要が、川上から川下までの一連の関係者で再確認されたこと。今後、川上、川下とのマッチングも県の役割となるという。

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