駒ケ岳スマートIC 3月供用開始へ

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供用開始に向け工事が進む駒ケ岳スマートIC周辺

駒ケ根市の福岡、南割両区にまたがる中央道駒ケ岳サービスエリア(SA)に整備する駒ケ岳スマートインターチェンジ(IC)の建設工事が3月の供用開始を目指して進められている。高速道路の利便性向上や2027年開業予定のリニア中央新幹線県内駅とのアクセス機能強化を見据え、市では観光振興や企業誘致、地域活性化などへの整備効果を期待している。

スマートICは既存のSAなどから直接乗り降りできる自動料金収受システム(ETC)専用のIC。簡易な料金所と接続道路などの整備で設置でき、料金徴収員も不要なことから、従来のICより低コストで導入できる。

駒ケ岳スマートICは16年9月に着工。中央道上り線側SAからは市道南割中田切線に、下り線側は市道琴ケ沢線にそれぞれ接続する。市都市計画課によると、1日当たりの利用台数は上下線合わせて1600台を想定。当初の総事業費は約15億4000万円で、このうち接続道路などを整備する市の負担額は、その後の工事増加分を含め約2億3800万円となる。

企業立地に好条件とされるICから半径5キロ圏内には観光スポットとして人気を集める養命酒製造駒ケ根工場や工業団地もあり、市は高速道路の利便性向上による新たな企業進出や集積の促進、地域産業の発展などを期待。既存の駒ケ根ICと合わせた循環型の観光も可能となることから、これまで駒ケ根高原や中央アルプスに集中していた観光の流れを伊南地域に広げる可能性にも注目している。

杉本幸治市長は「輸送の利便性が高まるので、特に食品関係を中心とした企業誘致ができれば」と意欲。体験型の工場見学を楽しめる企業を観光素材に位置付け「いろんな人に駒ケ根に来てもらい、交流人口を増やしていきたい」としている。

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