天竜川流域から考える諏訪湖創生 伊那で懇談会

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県は9日、来年度を初年とする「諏訪湖創生ビジョン」の策定に向け、天竜川流域の意見を聴く懇談会を伊那市内で開いた。上伊那地方の市町村や団体、上下伊那の2漁協などから約20人が出席。水質・底質改善や、漁業資源に影響を及ぼす外来魚、魚食性鳥類の対策強化などを求めた。双方の環境改善が進むよう、諏訪湖・天竜川流域の連携や交流、一体的な取り組みを望む声も目立った。

県側は、水大気環境課や諏訪地域振興局の担当者らが出席。ビジョンについて、水質保全に生態系保全とまちづくりの視点を加え、20年後に目指す姿(将来像)と実現に向けた道筋や施策を示す総合計画だとし、諏訪湖が抱える課題や昨年末に取りまとめたビジョン案を説明した。

上伊那北部~中部の西天竜幹線水路などでは、釜口水門から流れ出たとみられる外来魚オオクチバスが急増。案では湖の外来魚を年3トン駆除すると目標設定するが、出席者の1人は「魚食性の鳥の対策を含め、もっと厳しくすべきではないか」と指摘した。県側は「達成にはかなりの努力が必要。諏訪湖漁協が現状でも大変な努力をしている」と理解を求めた。

諏訪湖流入河川の河口部にたまっていく土砂や、湖底に堆積したヘドロへの対応に関する質問もあった。

複数の関係者から提案されたのが諏訪湖流域と天竜川流域の連携・交流で、「下流域が諏訪湖のために、上流域が天竜川のためにできることを考え合えれば」との声も。天竜川を含めた施策展開や環境改善のノウハウ交換を望む意見もあり、県は「互いの事をよく知り、考え、行動していくことは大事」として前向きに検討する考えを示した。

ビジョン案は諏訪地域振興局ホームページに掲載。26日まで意見を受け付けている。

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