上伊那誌自然編改訂増補版 上伊那の自然刊行

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上伊那教育会で刊行する上伊那誌自然編改訂増補版「上伊那の自然」

上伊那教育会(矢澤淳会長)は、上伊那地域の動植物や地形地質、気象などをまとめた「上伊那誌自然編」(1962年刊行)の改訂増補版「上伊那の自然」を刊行する。自然編の刊行から半世紀以上が経過し、自然環境が変化する中、新たな調査成果を盛り込んで編さん。カラー写真を多く取り入れ、中高生にも手に取りやすい1冊にした。6月に頒布する予定で、改訂増補版を補う資料をインターネット上に公開する。

上伊那誌は自然を皮切りに歴史、現代社会、人物、民俗(80年)の5編を刊行した。

同教育会は2012年度、自然編改訂増補版の刊行を決め、編さん委員会(伊那市伊那北小学校長・春日由紀夫委員長)、刊行委員会(南箕輪村南箕輪小学校長・熊谷国彦委員長)を発足させた。同教育会の郷土研究部が長年にわたり、南・中央アルプスや天竜川水域など上伊那をフィールドに調査した成果を踏まえ、ここ10年のデータ調査を基に近年の自然環境の変化などに着目して編さん作業を進めた。教員ら50人が執筆し、教員OBや大学教授ら26人が協力。情報提供者も合わせると計100人ほどが関わったという。

改訂増補版はA4判、3分冊で全600ページ。自然編の内容に沿いつつ、▽植物・野鳥▽ほ乳類・両生・は虫類・魚類・昆虫▽陸水・地質・気象│に分けて編さんした。説明文の多かった自然編に対し、「中高生に上伊那の自然を理解してほしい」との思いから視覚資料にこだわり、教員が独自に撮影した写真を活用。全ページをカラー印刷にした。

刊行後もデータを更新できるよう、同教育会ホームページ上で改訂増補版の内容を補う資料や新たな研究成果をWEB版として公開する。毎年3月末に更新していく予定だ。

熊谷委員長は「先生の研究や苦労が一つの本にまとまっている。この本を入り口に、子どもたちに身近にある植物や動物などの自然を理解してほしい。上伊那の自然の良さを見返す良い機会にもなる」と話した。上伊那8市町村の自治体や学校に寄贈する。

1セット4500円(税込み)。2月28日まで注文を受け付けている。問い合わせは上伊那教育会・郷土研究室(電話0265・96・0774)へ。

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