御柱祭を彩る1 「よ組どじょうすくい」茅野市横内

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里曳きに向けて練習に励む茅野市横内の「よ組どじょうすくい」の子どもたち

里曳きに向けて練習に励む茅野市横内の「よ組どじょうすくい」の子どもたち

「よ」の文字が入った赤い法被に手ぬぐいでほおかむりをした子どもたちが愛嬌たっぷりの踊りを繰り広げる茅野市横内の「よ組どじょうすくい」(牛山信廣会長)。諏訪大社御柱祭の上社里曳きでも人気の出し物だ。今回は小学5年生を筆頭に2歳まで、過去最多の10人が参加する。子どもたちは晴れの舞台に向けて週2回の練習に励んでいる。

よ組のどじょうすくいは1974年の御柱祭でデビュー。初代会長の小川康彦さんが、結婚式の余興にどじょうすくいを踊ったのが始まりだという。その子ども、孫が踊りに加わるようになり、子どもが中心になっていった。地域のイベントに参加したり、高齢者施設の慰問も行う。

一大イベントの御柱祭の練習は4月初めから始まった。毎週月・水曜日の夜、横内公民館に集まり、保護者が踊りの様子を撮影したビデオをチェックしながら真剣に取り組んでいる。

踊りは、ドジョウ取りのおじいさんに成り切ることがポイントだという。窮屈な中腰姿勢を維持しながらおでこに手を当てて周囲を見回してドジョウを探し、見つけると足で器用にざるに追い込み、腰につるしたびくに入れる。とぼけた表情とコミカルなしぐさが観衆の笑いを誘う。経験のある高学年の児童は、指導者のアドバイスに耳を傾け“見せる”演技に磨きをかける。小さい子は、その姿をまねながら自然に身につけていく。親子2代の経験者もおり、牛山会長は「子どもたちも楽しんでいる。伝統が受け継がれてうれしい」と話す。

指導にあたる小川純矢さん(34)も経験者で前回は息子が参加。「年齢や経験が異なる子どもたちが統率のとれた踊りを見せるのは容易ではないが手抜きはできない。子どもの個性を生かした、見る人みんなが楽しめる構成・演出を考えたい」と3代目指導者の使命感をのぞかせる。

共に永明小5年で2度目の御柱祭の牛山門君は「疲れるけど楽しい。大勢の人が見に来るので頑張って踊りたい」、座間雛李さんは「踊りは自信がついた。本番は自分も楽しんで踊りたい」と張り切っている。

本番では、赤いほっぺと太い眉のメークでひょうきんさもパワーアップ。初日は大人の長持ちやほいかご、女性踊り「よの華」とともに御柱の曳行の合間で踊りを繰り広げる。

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