「空き家バンク」じわり成果 諏訪市

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諏訪市が昨年9月にリニューアルした「移住定住サポートサイト」。空き家バンク制度などを紹介している

諏訪市が人口減少抑制対策として移住希望者に空き家を紹介する「空き家バンク」の契約成立件数が2016年度3件、17年度4件とじわりと成果が出始めている。空き家バンク以外でも、東京都内のイベントで出展したブースに相談に訪れて移住を決めた人もおり、市地域戦略・男女共同参画課は「(移住施策が)少しずつ実を結びつつある」としている。

同バンクは15年9月に開設した。空き家の売買や賃貸借の仲介へ県宅地建物取引業協会諏訪支部と連携。不動産業者が直接登録した地元物件も載せ、情報を提供している。現在は市内42物件が紹介されている。

16年度は物件購入が1件、賃貸が2件、17年度は購入、賃貸とも2件ずつあった。諏訪地域内の移動もあるとみられるが、神奈川県や伊那市から移住した人もいる。

空き家バンク以外でも移住の実績が出ている。市は昨年9月、岡谷市、下諏訪町と初めて合同で、都内で開かれた移住マッチングイベント「ふるさと回帰フェア」にブースを出展。相談に訪れた埼玉県内の人が諏訪市に移住を決めたという。同課は「自然環境の豊かさや仕事がある点が選ばれる理由になっているのでは」とみる。

市は昨年9月、移住定住の施策を発信するサイトをリニューアル。空き家バンクに登録している物件の購入や賃借に関する仲介手数料の一部を補助する仕組みなどを掲載している。

県宅建協会諏訪支部や諏訪6市町村などでつくる諏訪圏移住交流推進事業連絡会は今後、都内で開くイベントで諏訪地域ならではのアウトドアを強調して移住のPRを図る。市地域戦略・男女共同参画課は「移住希望者のニーズに応えられるよう、市町村と情報交換して広域のメリットを生かしたい」としている。

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