長谷の自動運転車実験 走路に磁気マーカー

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自動運転車実証実験ルート上の直角カーブに磁気マーカーを埋設する関係者

国土交通省が伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転車の実証実験の準備が始まり16日、磁気センサー搭載の実験車両を定められたルートに正しく自動走行させるために使う「磁気マーカー」と呼ばれる磁石がルート上の一部区間に埋設された。美和診療所付近の市道約150メートルほどで、走路に沿って190個を設置した。17日以降は実際に往復5キロのルート内で車両を走行させるなど、市民モニターが乗車する実験に向けて1カ月ほどかけて準備する。

実験車両は20人乗りのバスで、衛星利用測位システム(GPS)などで車両の位置を把握して自動走行。マーカーを設置した区間では、雪にも強いという磁気センサーによる自動走行も検証する。

この区間は道幅が4・3~4・5メートルと狭いうえに、今までの実験であまり例のない直角カーブが連続する「クランク」があり、高度な制御技術が要求されるという。

マーカーは路面に2メートル間隔で埋設し、クランク部分は50センチ間隔にした。今後の準備では車両を走行させながら、GPSや磁気センサーの検知精度などを確認する。

中山間地の移動手段や物流の確保、地域活性化などに自動運転車を導入する国交省の実証実験は全国13カ所を選定。長谷ではドライバーが運転席から監視する「レベル2」を5日間行い、そのうち1日は係員が同乗するのみで運転席は不在の「レベル4」を組み合わせる。

市民ら100人が乗車モニターとして確保できる状況にあるかなど来月中旬も視野に入れて実施時期の調整をしており、国交省飯田国道事務所は実験準備の進み具合も合せてみながら日程を決めるとしている。

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