2018年01月22日付

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昨年12月発表の都道府県別の平均寿命で、県内男性が滋賀県にトップを譲り2位に陥落したことを受けて、県が来年度を初年度とする保健医療総合計画で新たな対策に取り組む。当事者の男性として関心を持ってどんな施策が出てくるか注目したい▼その平均寿命で男性は9回連続、女性は4回連続の最下位となった青森県。全国紙の片隅に載っていた記事に複雑な思いを抱いた。「短命という汚名を返上したい」と、青森市に匿名の市民から20億円の寄付があったという▼同市は寄付者と話し合いを重ねて、市中央部にスポーツやコンサートなど多様なイベントに利用できるアリーナを建設することで合意した。70~80億円程度を見込む総事業費のうち20億円をこの市民が寄付した形だ。もちろん大金を個人で寄付されることには敬服する▼一方で、他県の話に外野から口を挟むのもどうかと思うが、短命県返上がアリーナ建設では「何だかなあ」という違和感もある。スポーツが健康づくりに役立つとしても、かつての「箱物行政」を思い浮かべてしまう。この結果が短命県返上に結びつくことを願おう▼ところで県の分析では、長野の男性は滋賀と比較して30~50代の働き盛り世代の健康意識や数値が悪い。食塩摂取が多く、喫煙率も高い。耳が痛い話だ。毎年の健康診断で運動不足を指摘されている身ではあるが、アリーナができても変わらないと思う。

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