要介護者の入退院連携ルール試行開始 上伊那

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連携ルールに基づき統一した情報共有の書式

介護が必要な患者の入退院を円滑にフォローしようと、上伊那地方の医療機関と行政、介護保険事業所を結ぶ「入退院連携ルール」の試行が今月から始まった。機関などによって違いがあった「入院時情報提供書」「相談連絡表」「退院後フォローアップシート」の書式を地域全体で統一化。情報連絡の流れを“見える化”することで、煩雑になっていた現場の報告体制を整理する。2018年度から本格実施し、患者やその家族の安心につなげる。

ルール化に向けては上伊那広域連合が調整し、医療機関と市町村で部会を設けて検討。医師会などにも説明する中で設定した。

患者が退院後に介護保険制度の利用が必要となる場合、病院から対応窓口になる市町村へ相談連絡表で報告。必要な医療、行動範囲、起き上がりなど患者の状況を伝え、介護保険事業所のケアマネジャーと情報を共有する。

また、既に介護保険を利用している人が入院する場合には、ケアマネジャーから病院へ「入院時情報提供書」が提出される。介護保険や医療処置の状況のほか、食事、意識、排せつ、睡眠、行動などの状況を記載して伝える。

一方通行にならないよう、ケアマネジャーや市町村からは病院へ「退院後フォローアップシート」で報告する。

上伊那広域連合は「介護と医療の連携がないと高齢者が守れなくなっている。各機関のいい部分を持ち寄って書式も統一し、情報共有の強化につながれば」としている。

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