「ふるさとに学ぶ学習」推進 岡谷市教委

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ものづくり体験に取り組む岡谷市の小学生=昨年7月、岡谷田中小学校

岡谷市教育委員会は来年度、「ふるさと岡谷に学ぶ学習の推進事業」として、ものづくりなど地域資源を生かした新たな事業の実施を検討している。地域の将来を担う人材の育成につなげる狙い。旧岡谷小学校の統合を契機に、文部科学省の委託事業として2015年度から取り組んできた「少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育推進事業」が今年度で終了することから、この事業を引き継ぐ形でさらに発展させていきたい考えだ。

同市ではこの間、地域資源(ひと・もの・こと)を活用した独自の教育カリキュラム「岡谷スタンダードカリキュラム」を構築。旧岡谷小の統合をきっかけに配置された統合企画教員2人が中心となり、ものづくりや製糸をテーマにした学習を取り入れ、魅力ある学校づくりに取り組んできた。

新たな事業では、同カリキュラムの全市的な展開を図るとともに、この実践をさらに拡充するため、多様な人材を活用して地域と学校が連携した「ひと・もの・こと教育」を推進する。

具体的には、これまで取り組んできたものづくり体験を充実。ロボットを用いたプログラミング学習やロボットの製作、総合的な学習の時間の支援を行う。キャリア教育の推進にも取り組む。

一方、同カリキュラムの中心的な役割を担ってきた統合企画教員も今年度で3年の任期を終えるため、市教委は来年度、県教委から派遣を受ける形で指導主事を新たに配置。学力向上アドバイザー2人と共に「チーム岡谷による学力向上推進事業」を担当し、同カリキュラムの全市的な展開に向けた役割も担ってもらう方針だ。

市教委はこれらの取り組みを通じ「郷土を愛する心を醸成するとともに、ものづくりのまち岡谷を担うひとづくりを目指していきたい」(市教育総務課)としており、来年度予算案に取り入れていきたい考えだ。

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