地球環境保全協定を更新 伊那市と新宿区

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協定締結10周年を記念して、伊那市から新宿区の保育園などに贈る積み木に親しむ白鳥市長と吉住区長(右)

友好都市提携を結ぶ伊那市と東京都新宿区は22日、2008年に締結した「地球環境保全協定」を更新した。伊那市役所で調印式を開き、白鳥孝市長と吉住健一区長が協定書を取り交わした。市有林の間伐整備の一部を区が担い、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる「カーボンオフセット」をさらに推進。住民交流も深めながら、地球環境への関心を高める。

新宿区は09年度からの事業費合計で1億6709万円をかけ、伊那市長谷の鹿嶺高原を中心に234ヘクタールの間伐を実施。今までにトータルで約3000トンのCO2削減効果が県により認められている。19年度からは新たに長谷の伊那富士、向山、田城原の3カ所で間伐整備を始める。

ますみケ丘平地林内に開設した「新宿の森」は環境学習の場として、今までに小学生や親子ら約1600人の区民が訪れて森林作業などを体験しており、今後も継続的に活用していく。

13年に続き2度目の協定更新に、吉住区長は「新宿区はエネルギーの大消費地であり、伊那市と連携して少しでも地球環境に貢献していく。概念上のカーボンオフセットで済ますのではなく、市民と区民が実際に行動に移す事業として拡充できれば」とあいさつ。白鳥市長は「伊那にある広大な森林で、新宿区の替わりにCO2を吸収する事業。全国に先駆け、都市と地方の連携による二酸化炭素削減に向けた取り組みと交流を進めたい」と今後の展開にも期待した。

式では、協定締結10周年と森林整備の感謝を込めて、伊那市から新宿区へ地域産材10種を使った積み木がプレゼントされた。区立の保育園・こども園計22施設に各2セット贈る。

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