鳥獣目撃情報アプリ運用半年 岡谷市

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「鳥獣目撃情報アプリ」で目撃情報が投稿された動物を示した地図

岡谷市は、昨年6月から試験運用を始めた「鳥獣目撃情報アプリ」に、市民から寄せられた動物の目撃数などの状況を初めてまとめた。同11月までの約半年で77件の投稿があり、カモシカが最も多かった。農作物被害が報告されているほか、民家近くで目撃されていることが分かった。市は情報を農作物の被害防止や住民の安全確保に役立ててもらいたい考えだ。

同アプリは、野生鳥獣を見掛けた場合、スマートフォンなどで動物の種類、場所、日時などの情報を投稿してもらい、地理情報システムを使って地図上に表示する仕組み。現在地が分からなくてもGPS(全地球測位システム)の機能を利用すれば自動的に場所が特定され、情報を共有することができる。

市農林水産課のまとめによると、目撃された動物はカモシカが26件で最も多く、次いでサルが22件、小動物(タヌキやキツネ、ハクビシンなど)が9件、その他の動物(ヘビや鳥類)が7件、イノシシが6件、シカが5件など。地区別では、川岸が33件、岡谷が27件、湊が5件、長地が3件、近隣などの市外が9件だった。農作物被害は17件あった。

同課は「民家に近い場所でのサルとカモシカの目撃が多い状況」とし、目撃した場合は同課へ連絡するよう求めている。また、併せて市のホームページで公開した地図には被害箇所の半径500メートル以内の地域を円で囲ってあり、特に川岸地区の夏明、新倉の付近の人は注意するよう呼び掛けている。

同課はこれらの情報を活用して被害防止に役立てることを期待。「効果的な防除対策や見積もりについても相談してもらえれば。獣害対策の補助もあるので活用してほしい」としている。

同アプリについては来年度から本格運用していきたい考えで、これまでの投稿数などから「一定の関心があることが分かった」(同課)と手応えを感じている。

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