小学生の体力「かけっこ検定」で底上げ 駒ケ根

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駒ケ根市教育委員会が、小学生の体力底上げを目的に策定を目指してきた「かけっこ検定」が完成した。腕振りや姿勢などの速く走るためのコツを昇級ごとに取得する基本ステージと、立ち幅跳びや大股跳び検定など速くなるための体づくりをする応用ステージを設定。昇級することで50メートル走の記録向上につなげる。学校での授業導入に向け、26日から市内小学校教諭を対象に検定講習会を開き、子どもへの適切な説明・指導方法を探る。2018年度のモデル校での試験導入後、調整を加えて市内全小学校に広げていく構想だ。

市教委は、全国体力運動能力調査で市内小学生の50メートル走が全国平均を下回ったことから、走力向上を目指す「かけっこ教室」を14年度から実施する。講師は陸上男子100メートル元日本記録保持者で五輪出場経験もある中京大学陸上部監督の青戸慎司さん。専門的な指導により、全てのスポーツの基本になる「かけっこ」の上達を図り、運動好きな子どもを育てようと取り組む。

検定はステージごと5級から1級への昇級を目指す。青戸さん監修の「かけっこマニュアル」を基に策定した「基本ステージ」は正しいフォームを覚えることが目的。各級に腕振り、スタート、もも上げ下げなどのテーマを設定し、それぞれに速く走るために示したコツ(課題)を身に付け、基準となるタイムや回数を上回ると昇級できる。

検定は体育などの授業に取り入れていく予定で、測定記録は検定用紙に随時記入する。「競い合わず、昇級や記録の伸びを楽しむことができるツールになれば」と担当者の平沢勝也係長(43)。ゲーム感覚で取り組むことや、検定という形を取ることが子どもの挑戦意欲を刺激することを期待する。

来年度は市内の小学校1校モデル校を指定し、5月以降の授業で試験導入する。定期的に繰り返して収集したデータを分析、全校実施に向けた検定内容の調整に役立てる。

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