地元企業に高校生の関心高く 伊那で説明会

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企業の人事担当者から仕事内容などについて説明を受ける高校2年生ら

伊那公共職業安定所などは25日、高校2年生が上伊那地方の企業の人事担当者から仕事内容などを聞く「地元企業の高校内企業説明会」を伊那市のいなっせで開いた。上伊那8高校と松川高校(松川町)から就職希望者を中心に312人が参加し、直近5年間(1年生も参加した2014年度と16年度を除く)で、最多となった。企業の堅調な採用意欲を背景に、地元企業に対する高校生たちの関心の高さがうかがわれた。

同安定所によると、今年3月に卒業予定の上伊那地方の高校生に対する求人数は昨年11月末現在、611人。2006年度以降の同期比では最も高い。「企業の求人意欲が例年以上に高く、製造業を中心に若手の人材確保、育成を求める企業が目立つ」という。一方の高校生側。赤穂高校の三輪元子教頭は、同校での就職希望者の増加を実感。「事業所の採用意欲の高まりにより、生徒が就職先を検討する選択肢が広がり、就職しやすい環境になっている」ことが要因と見る。

説明会は、高校生に地場産業への理解を深めてもらうことで、地元就職を促進しようと毎年開き、7年目。例年は高校を会場にしていたが授業時間と重なり手狭とあって、今回はスペースが広い会場へ変更。企業から個別説明を受けられる機会を増やした。主力の製造業を中心に、運輸、小売、医療福祉、建設など幅広い分野から選んだ地元19事業所に、協力を依頼した。

生徒たちは事前に希望した企業3社を回って、仕事内容や求める人材像などについて説明を受けた。駒ケ根工業高校2年の遠藤海斗さん(16)は「上伊那には、技術力の高い企業が集まっているんだと実感した。(説明会参加前に)入りたい会社があったが、選択肢が広がった」。製造業の人事担当者は「今年度は大学生の採用に苦労した。来年度に向けて、高校生たちに会社に興味を持ってもらい、採用につながれば」と期待していた。

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