小中一貫学校再編地域懇談会 諏訪市教委

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城北小学校通学区の住民を対象に開いた地域懇談会

諏訪市教育委員会は27日夜、小中一貫教育の導入を盛った「未来創造ゆめスクールプラン基本構想」の原案について住民の意見を聞く地域懇談会を同市の城北小学校で開いた。通学区の大和、湯の脇地区の住民約35人が参加。将来的に三つの施設一体型小中一貫校への再編を目指すとの案に対し、肯定的な意見や必要性を問う声などさまざまな意見が出た。

同校は児童数107人で市内小学校で最も少ない。懇談会は大和地区の要望を受けて実施した。参加者からは「一人っ子が多い中で小中9年間のつながりを持つのは、社会人になってからも生きる」とし、異年齢交流などの面で肯定的な意見が出た。同校の山崎義夫同窓会長は「先生が少なく仕事の兼務が多いため忙しい。教育に余裕を生んで子どもの教育環境が充実するなら再編に賛成」と述べた。

一方で、同校は自然が豊かな上、多彩な人材を輩出しているとし、「全ての小中学校を一貫校にする必要があるのか」との質問が出た。小島雅則教育長は「時代の流れの中で教育の中身を変えていかないといけない。学校の伝統や誇りを否定しているわけではない」と答えた。

施設一体型一貫校になる時期を尋ねる質問に、土田雅春教育次長は、来年度に着手する「基本計画」の中で地域の意見も踏まえて検討するとし、「5年後までに何ができるのか考える基本計画にしたい」と述べた。

他に「小中一貫教育はよいが、施設一体型か分離型にするかは住民にアンケートを取るなど慎重に考えて」といった声も上がった。

地域懇談会は予定していた計3回を終了。基本構想原案を練った検討委員会は懇談会の意見を踏まえて基本構想案を固め、2月中に市教委に提言する方針。

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