児童守った湖南小学校水道 4年生が現地学習

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「湖南小学校水道」の記念碑を見学し地域の歴史を学ぶ児童たち

諏訪市湖南小学校4年生は30日、同校近くで上水道について現地学習を行った。昭和初期に同校専用に作られた「湖南小学校水道」の記念碑と南真志野配水池を見学。約60人が水道設備の経過や飲料水確保の大切さを学び、地域の歴史も深めた。

社会科の水道水について学ぶ単元の一環。湖南村誌歴史講座班リーダーの関雅一さん(62)=北真志野=を講師に学んでいる。昨年12月に刊行した「湖南村誌」に湖南小水道について記載され、同校の上方に位置する善光寺の裏山にある記念碑の存在や、地域との関わりを知ってもらうために見学した。

同水道は昭和の初め、湖南村内でチフスがはやったことを懸念し、1929(昭和4)年に小学校に本格的な水道施設が検討された。水源地を同寺裏山の湧水池に求め、当時の古澤純海住職が快諾。翌年完工し、記念碑は湧水場所に建てられた。

関さんは「当時、家庭では沢の水や井戸水を飲んだが、小学校の子どもたちにはきれいで安心な水を飲ませたいと作った。学校までの家庭にも水を供給した」と説明した。また、中央自動車道上の配水地では、市水道局職員が案内。敷地内は厳重に施錠され衛生的に管理し、職員が毎日点検することも話した。

子どもたちは興味深く説明を聞き、鈴木薫平君は「小学生のために水道を作ってすごい。ありがたい気持ちになる。水道が湖南や僕たちにとって大切だと感じた」と感想を話していた。

関さんは「湖南の人たちの教育や子ど もを大事にする熱い気持ちと、水道水を守る人の大変さも 感じてもらえたのでは」と期待を寄せていた。

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