林業の若き担い手育成 伊那で山の感謝祭

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森林・林業に関するパネル討論で仕事のやりがいについて話す若手

上伊那地方の森林・林業に関わるフォーラム「もりもり上伊那 山の感謝祭」(県上伊那地域振興局など5機関・団体主催)は1日、伊那市のニシザワいなっせホールで開いた。今年度は「担い手の育成」をテーマに基調講演やパネル討論を実施。約180人が参加し、森林・林業の活性化や人づくりの重要性、方策について考え合った。

県林業大学校(木曽町)の山口勝也校長は、「日本一の林業大学校を目指して」と題して基調講演した。全寮制や講義の幅広さ、2年時のオーストリアの先進地研修などを特色として挙げ、「寮での集団生活は自制心や問題解決力を高める」とした。

パネル討論は「若き担い手が森林と地域を元気に」をテーマとし、山口校長を進行役として、地域で活躍する若手を含む5人が意見を述べた。

NPO法人森林環境の百瀬晶子さんは「人の手の加え方次第で山の価値が上がったり下がったりする。そのことに驚いて山づくりに興味を持った」と語り、「山と暮らす文化を自分も守りたいし、地域に広めたい」。平澤林産(伊那市)の伊藤大輝さんは「林業の仕事内容を知らない人も多い。林業や森林整備の大切さを多くの方々に知ってもらいたい」と望んでいた。

木や木材、木目の美しさにみせられ、「木の仕事」に就く夢を持っていたという都築木材(同)プレカット事業部の佐々木駿さん。「家は人生の中で高額な買い物。その過程に携わっている責任を常に持って仕事をしている」と述べた。

■林業功労者を表彰

「もりもり上伊那 山の感謝祭」では、今年度の林業功労者表彰も行われ、上伊那山林が2人に感謝状を、2団体と2人に表彰状を贈った。受賞者を代表し、伊那市の高見勝人さんは「今回の栄誉を励みとし、それぞれの立場で地域林業の発展に努めていきたい」と述べた。県ふるさとの森林づくり賞で県知事賞を受けた同市の伊東修さんへの表彰伝達も行われた。

受賞者は次の皆さん。

▽感謝状=曽我逸郎(中川村)加島範久(辰野町)▽治山表彰=和(駒ケ根市)▽造林表彰=門前山林組合(辰野町)▽造林・木材表彰=高見勝人(伊那市)▽鳥獣保護表彰=唐澤謹男(南箕輪村)

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