「御神渡り」現る 5日に拝観式

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諏訪湖の御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)は2日、御神渡りが出現したと発表した。2013年1月以来5季ぶりで、2月に現れたのは2012年以来6季ぶり。同日夜には同神社で臨時総代会を開き、出現日とすることを決めた。5日に拝観式を行い、正式に認定する。

同日の諏訪湖は、一面雪で真っ白。氏子総代たちは雪をかき分け、氷上での観察を行った。諏訪市豊田の舟渡川河口の沖合約5メートルで斧(よき)を入れると、氷の厚さは8センチだった。近くの旧六斗川河口付近では、積雪の下に御神渡りの始点となる「下座(くだりまし)」を確認。下諏訪町の高木には終点の「上座(あがりまし)」もあり、雪の重さでつぶされることなく、氷のせり上がりが見られた。

同神社は1月5日から湖の観察を開始。「いつもより寒い冬が来た」と期待し観察を続けたが、結氷状況は一進一退を繰り返した。同月13日にほぼ全面結氷したものの、雨や気温上昇の影響を受けて解氷。同27日に再び全面に氷が張った。連日の厳しい冷え込みで結氷状態は安定し、岡谷市湊や下諏訪町高木を含め複数現れた氷の筋は順調に隆起。御神渡りの出現となった。

特殊神事の拝観式で認定されれば、正式な御神渡りとなる。宮坂清宮司は「寒波が来る予報もあり、拝観を心待ちにしている。安全対策などの準備に、本格的に取り掛かりたい」と話していた。

毎朝湖の観察をしている監視総代の藤森薫さんは「ようやくできた。昨年も1月に2回全面結氷したが出現せず、今年も諦めかけていた。感慨深くとてもうれしい」。同じく岩本敏雄さんは「待望の出現。今までできなくてさみしかった。諏訪人ならではの喜びがある」と笑顔を見せた。

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