改修し延命へ 辰野町の湖北衛生センター

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改修、延命が図られることになった湖北衛生センター

岡谷市、下諏訪町、辰野町でつくる湖北行政事務組合(組合長・今井竜五岡谷市長)は5日、投入量の減少や施設の耐用年数などから将来的な在り方を検討していた、し尿処理施設「湖北衛生センター」(辰野町)について、改修し延命を図る方針を決めた。10月をめどに具体的な改修計画をまとめ、2019年度予算に盛り込んでいきたい考えだ。

同施設は1991年度に稼働。1日100キロリットルの処理能力があるが、下水道の普及や人口減少に伴い、し尿の投入量は年々減少。16年度は前年度比4・4%減の3082キロリットルで、過去最低を更新した。現在は2系列のうち1系列のみで稼働している。

同組合によると、一般的なし尿処理施設の耐用年数は25年から30年。同施設は18年度には28年目を迎えるが、14年度に行った精密機能検査では耐震性に問題はなく、適切に維持管理をしていけば、あと10~15年ほど使用することが可能とされた。

こうした状況を踏まえ、同組合では15年度から、3市町の担当職員による同センター検討部会で将来的な施設の在り方について検討。施設の建て替え、し尿を希釈して下水道へ放流する方式への転換、現施設の延命化を選択肢として議論を進めてきた。

その結果、建て替えや下水道放流方式は新たな施設整備が必要で財政負担が大きいと判断。近年は災害が多発していることから、下水道が被災したり、水洗トイレが使えなくなったりすることも想定し、現施設を改修し延命を図ることが望ましいという結論をまとめた。同日開いた3市町の理事者会で報告され、決定した。

同組合事務局は「投入量は減っているが、下水道が未接続の地域もあるため、ゼロになることはなく、今後も必要な施設。災害時に下水道が使えなくなった場合のことも考えておく必要がある」としている。

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