溝埋まらず平行線 板沢のごみ最終処分場計画

LINEで送る
Pocket

辰野町の板沢地区最終処分場建設阻止期成同盟会役員と懇談する金子ゆかり諏訪市長(左端)

諏訪市の金子ゆかり市長は6日、湖周行政事務組合が同市板沢で計画するごみ最終処分場について、下流域に当たる辰野町の板沢地区最終処分場建設阻止期成同盟会の役員と同町平出コミュニティセンターで懇談した。用地選定を担った諏訪市の金子市長と期成同盟会が懇談するのは昨年7月以来。今回も双方の溝は埋まらず、議論は平行線のままだった。

金子市長は2017年度の組合予算に盛った事前調査の事業費は減額する一方、18年度の当初予算に改めて計上したいと説明。「事前調査を実施しなければ水環境や地盤の疑問に答えられない」として理解を求め、「将来にわたりごみを安定処理するためには、なくてはならない施設」と述べた。

一方、同盟会の林龍太郎会長は「有賀峠を越えて辰野側に造らないでほしい」と改めて強調。同市が1962年にし尿の投棄場所を有賀峠の辰野町側に計画して町民が猛反発した問題にも触れ、「(市町の)境界ではなく、尾根で考えることが常識ではないか」とし、事前調査費は18年度当初予算にも盛らないよう求めた。

懇談は冒頭以外非公開。終了後、金子市長は「双方が理解を進めるための一つの段階。辰野町の皆さんに理解をいただけるように取り組む」。同盟会側が18年度の予算に事前調査費を計上しないよう求めたことについては「コメントを控えたい」とした。

一方、期成同盟会の林会長は「歩み寄りも進展もなく、平行線のままだった」とした上で、「金子市長らは『辰野の住民の同意なくして予算執行しない』と改めて言っていた。こちらは条件闘争をするつもりはなく、願いは一つだ」と重ねて白紙撤回を求めた。

おすすめ情報

PAGE TOP