2018年2月9日付

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「いかのおすし」と言えば子どもたちが誘拐などの犯罪から身を守るため「知らない人について『いか』ない」などの行動をまとめた標語。学校での防犯教室などで教わる▼やがて社会人になると、ビジネスマナーとして最初に教わるのが「ほうれんそう」だろう。組織で大切とされる報告、連絡、相談である。一般的には部下から上司へ行うものとされる。この「ほうれんそう」に対し「おひたし」で返すという上司の話がネットなどで話題になった▼「お」は怒らない、「ひ」は否定しない、「た」は助ける(困り事あれば)、「し」は指示する-の意味という。悪い内容でもこの点を注意していると新人は早めに相談してくれるので打開策を打ちやすいとし、共感の声が多数寄せられたという▼上司からすれば部下を甘やかしたり、機嫌を取ったりするようなことに思えるかもしれない。時には厳しい指導も必要になる。肝心なのは日ごろのコミュニケーションだろう▼「ほうれんそう」を提唱した元山種証券社長の山崎富治氏もその著書で意思疎通の重要性を説き、「ほうれんそうができるような『風通しのよい職場環境を作る』ことこそ、山崎氏が伝えたかった内容」(あなたの「ほうれんそう」は間違っている、アスキークラウド編集部)という指摘もある。まもなく新人を迎える季節。良い「ほうれんそう」を仕入れ、どう生かすかが大切になる。

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