VRで事故防げ ヤマウラが安全管理体験会

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VR機器を使い事故を疑似体験する参加者ら

駒ケ根市の総合建設業ヤマウラは8日、工事現場での事故防止や作業負担軽減を目的に進めている安全管理の体験会を、同市福岡の中田切河川工事現場で行った。同社が導入したバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)の機器を使った事故の疑似体験や、装着型動作補助装置「マッスルスーツ」を着用しての作業体験を行った。

建設業界では作業の高齢化や人材不足が課題となっており、同社は最新技術を取り入れた事故防止や負担軽減に取り組んでいる。この日は公共事業を発注する国土交通省天竜川上流河川事務所飯島砂防出張所の職員や、同事務所と関係する建設業者でつくる「飯島いいものつくろう会」のメンバーら17人が参加。VRやマッスルスーツの体験、レーザー照射のセンサーで指定エリアへの侵入を防ぐ「レーザーシールド」の実用現場を見学した。

VR機器を使った体験では、全方向が見渡せるゴーグル型のディスプレーとヘッドホンを頭に装着。建設現場で足場の撤去作業中に誤って高所から転落する事故や、測量中に作業中の重機に接触する事故などを疑似体験した。

足場板を受け渡す際にバランスを崩し、高所から転落するように感じたり、測量作業に没頭していて重機に近付き、旋回する重機に激しく接触するように感じる場面では、参加者から声が上がる場面も。同出張所の佐藤靖所長は「事故の事例の知識はあるが、疑似体験して”当事者”になることで安全への意識が格段に高まる」と感想を述べた。

同社土木支店の竹内孝広支店長は「寄せられた感想や助言を反映させて実態に合う仕組みを構築し、一層の安全確保や負担軽減に努めたい」と話していた。

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