御柱祭を彩る4 「やまぶき街道の会」諏訪市神宮寺

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御柱曳行路でもある上社本宮東参道(写真奥)沿いの斜面にヤマブキの苗木を植えるメンバー。里曳きに合わせて盛りを迎えることを楽しみにする=昨年11月

御柱曳行路でもある上社本宮東参道(写真奥)沿いの斜面にヤマブキの苗木を植えるメンバー。里曳きに合わせて盛りを迎えることを楽しみにする=昨年11月

御柱曳行路でもある参道沿いを山吹色に染めたい―。

諏訪市神宮寺の有志グループ「やまぶき街道の会」。上社里曳きに向けて、東参道沿いの斜面に4年がかりで計1万1500本のヤマブキを植栽してきた。「期間中に盛りとなりそうだ」と、光輝く街道を御柱が曳行される光景を心待ちにする。

作業したのは「片山」と呼ばれる斜面。かつては桑畑が広がり、ヤマブキもたくさん自生していたという地だ。会発足翌年の2012年4月から植栽を始め、5回にわたって1500~4000本の苗木を植えてきた。

山吹色は、中洲・湖南地区の氏子が祭りで着るシャツのカラーだ。上社本宮、前宮(茅野市)に曳き建てる計8本の曳行担当地区を決める2月の抽籤式で、同地区が「本宮二」と決まった瞬間、会長の小林佐敏さん(69)は「街道を山吹一色にできる。氏子としても、会の一員としても、うれしさがこみ上げてきた」と振り返る。

県の「地域発元気づくり支援金」のほか、地元産野菜を販売する朝市を催したり協賛金を募るなどして、苗木の購入資金を集めた。協賛者は500人に上り、植栽活動には中洲地区の各区、近隣からも若者や住民が駆け付けるようになった。

「区内有志の活動から次第に盛り上がっていった」と、中洲若者総代の宮坂雄一さん(41)。やまぶき街道を「本宮二」が進むのは、主に里曳き2日目の5月4日になる。「山吹色のシャツときれいに調和できれば」と楽しみにする。

「花期を過ぎても新緑、黄葉と年間を通して楽しめるヤマブキ。御柱後も手入れを継続したり、『花まつり』を開催するなどして、本宮│前宮の間を行き交う人たちを増やし、歴史あるかいわいの活性化につなげたい」。小林さんは、次代を担う若い人たちを巻き込みながら、息の長い活動にすると力を込める。

神宮寺区の住民と20年来の親交があり、植栽や記念行事にも参加した俳優の役所広司さん(60)。同会の「応援団長」を買って出た。「御柱祭と同じで、皆でやるから大きな力になる」と一致協力の活動をたたえ、「御柱のたびに街道がよくなっていけばいい」と期待を寄せている。

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