地元から熱い声援 茅野市内PV会場に700人

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小平選手の母校から大声援を送る市民たち=茅野北部中学校やつがねホール

平昌冬季五輪のスピードスケート女子1000メートルが行われた14日夜、茅野市出身の小平奈緒選手(31)=相沢病院=が銀メダルを獲得した。自身が世界記録を持つ種目で惜しくも金メダルには届かなかったが、同市内3会場で開かれたパブリックビューイング(PV)会場では健闘をたたえる大きな拍手とともに、「最後の500で金を」と期待する声が上がった。

母校の茅野北部中学校やつがねホールには同校生徒や小中学校時代の同級生、地域住民ら約200人が集まった。日の丸の旗を振って来場者を迎えた同校2年で生徒会副会長の岡本太郎さん(14)は「小平選手の後輩としてこの場に立てることが光栄。金メダルしかない。全力で応援します」と力を込めた。同校生徒の保護者でこひつじ幼稚園教諭の朝倉奈々さん(47)は園児の手形が入った応援幕を持参し、「子どもたちの気持ちが届くように応援したい」とスクリーンを見つめた。

午後8時すぎ、小平選手のレースが始まると、「コダイラ、コダイラ」と連呼する声と、棒状の風船を激しく打ちつける音が響き、会場のボルテージは最高潮に達した。暫定2位のタイムでゴールすると一瞬静まり返ったが、銀メダルが確定するとステージから大型のクラッカーが鳴り、再び大歓声に包まれた。

同校3年で今月の全国中学校スケート大会で女子2冠を達成した福岡歩里さん(14)は「自分のレースのようにドキドキした。小平先輩は憧れの存在。惜しかったけどメダルを取ってくれてうれしい」と笑顔を見せ、畑中紀之校長(60)は「小平選手は生徒にとっても教職員にとっても誇り。今回のレースで勇気を与えてもらった」と活躍をたたえた。

18日には昨季から国内外のレースで無敗を誇る500メートルが控える。前回ソチ五輪で同校PVの運営に携わった岡谷北部中教諭の松林達郎さん(39)は「成長している姿が見られてうれしい。自分に集中して自分のために頑張ってほしい。次も応援します」と話していた。

14日のPVは茅野市役所と、茅野北部中学校やつがねホール、出身地の南大塩公民館の3会場で行われ、合わせて700人余りが集まった。初戦の12日に議会棟大会議室が満杯になった市役所は、会場を市役所8階大ホールに会場を変更し、最多260人が声援を送った。

南大塩公民館には、小平選手が所属していた豊平スケートクラブの現役部員の子どもたちも集まり、応援うちわを持って声援を送った。メダルが確定すると「奈緒先輩やったね。銀メダルおめでとう」と自分のことのように喜びを爆発させていた。小平選手の伯母・武井みち子さん(67)=下諏訪町北四王=も同公民館でレースを緊張の面持ちで見守った。レース後はほっとした表情を浮かべ「考える余裕もなく夢中で応援した。無事に終えて、メダルもいただき本当にうれしい。金に匹敵する銀メダル」とめいの健闘をたたえていた。

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