大工さんと「空き家」見学 伊那市がツアー

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伊那市東春近の空き家物件を訪れ、移住希望者に床下を見せて健全な状態であることを伝える福澤雅志さん

伊那市が行う移住希望者向けの「伊住」体験会で17日、地元の大工さんと一緒に巡る空き家見学ツアーがあった。3大都市圏などから8組18人が参加。福澤建築所(日影)専務の福澤雅志さん(42)とともに、空き家バンクに登録する市内3物件を順に訪れ、リフォームが必要な箇所や工事の方法、予算などについて助言を受けた。「とても参考になる情報が得られた」と好評だった。

「住まい」は移住を決める上での重要な要素の一つ。市によると、伊住体験会は今年度6回目になるが、これまでの参加者から「住」に関する質問が多く出されたことから企画したという。

リフォームを多く手掛ける福澤さんは「きょうは何でも聞いてください」。広い庭と蔵が付いた同市東春近の物件では「築年数がそれほど経っておらず、リフォームはほぼ必要ない」としつつ、壁紙の貼り替えに掛かる費用などをてきぱきと回答。「床下の状態を見たい」との要望にも応え、参加者と一緒に覗き込みながら「問題ないですね」と太鼓判を押した。

同市高遠町の二つの物件はともに築年数が古く、質問の数も増加。リフォームの考え方は人によって異なり、個別相談にも応じた。移住を検討中で、信州を「第1候補」にしているという東京都足立区の浅賀秀男さん(32)は、4歳の長男を連れて家族3人で参加。「専門的な話を聞くことができた。自分たちで物件巡りするより収穫が多い」と喜んだ。

市によると、これまでの5回には延べ26組57人の移住希望者が参加し、このうち3組が市内や近郊に移り住んだという。伊那の人の良さを感じてほしいと市民を交えた体験会としており、「来年度は空き家購入者から体験談などを聞く場を設けたい」(地域創造課)としている。

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