奈緒ちゃんヤッター! 茅野市内PVに860人

LINEで送る
Pocket

小平奈緒選手が五輪新記録の36秒94でゴールすると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた=18日午後9時26分ごろ、茅野市南大塩公民館

奈緒ちゃんやったね金メダル―。18日夜に行われた平昌冬季五輪女子スピードスケート500メートルで、茅野市出身の小平奈緒選手(31)=相沢病院=が日本女子スケート界に名を残す歴史的快挙を成し遂げた瞬間、同市内3カ所のパブリックビューイング(PV)会場は歓喜に包まれた。市民は喜びと感動、勇気をもたらしてくれた小平選手に感謝し、金メダリストの誕生を心から祝福した。(取材班)

小平選手の実家近くにある南大塩公民館には、地域住民ら約310人が集まった。会場には神社で必勝祈願をして訪れた住民、顔に国旗や表彰台のシールを貼り、首には手製の金メダルをかけた子どもたちも詰め掛けた。

レース開始前には豊平小学校の子どもたちが木やりで景気づけ。校歌を決戦の地・平昌へと届けた。午後8時56分、レースが始まると、観客はスクリーンにくぎ付け。昨季から国内外のレースで無敗を誇っていたが、全員が固唾をのんで見守った。

午後9時26分、満を持して小平選手が登場すると割れんばかりの大歓声。「小平」コールの中、トップタイムでゴールすると会場の熱気は最高潮に。最終滑走者が滑り終わり、金メダルが確定した歓喜の瞬間、観客は一気に喜びを爆発させて日本女子初の金メダリストの誕生を喜び合い、区内では金メダル獲得を知らせる祝砲を打ち上げた。

小平選手が小学校時代に所属していた豊平スケートクラブの河西勇会長(44)は「小平選手の背中を追ってくれる子が現れてくれれば」、同クラブ初代会長の久保田好正さん(79)は「日本の奈緒選手から世界の奈緒選手になった」とその偉業を興奮気味にたたえた。

PVを主催した地元南大塩区の小平春信区長(64)は「期待通りにとってくれた。区民に感動を与えてくれてありがとう」と感謝。小平選手の父方の伯母・武井みち子さん(67)=下諏訪町北四王=は「タイムもメダルも最高。頑張った、良かったねと早く声をかけてあげたい」と目を潤ませた。

「うおー」「やったぞー」。小平選手の金メダルが決まった瞬間、約270人が集まった茅野市役所は興奮の渦に包まれた。思わず立ち上がった市民らは両手を挙げて大喜び。手を取り合ったり、国旗を大きく振ったりし、何度も万歳を繰り返した。皆、満面の笑みを浮かべ郷土が生んだ日本のスターに惜しみない拍手を送っていた。

小平選手の母校、豊平小学校で給食を作っているという山田圭子さん(55)=茅野市長峰=は「良かった。本当に良かった」と目に涙を浮かべた。レース前に木やりを披露して会場を心を一つに。「茅野市の思いが平昌に届いた」と喜んだ。

レースでは、来場者がスティックバルーンを力強くたたきながら「奈緒、奈緒」と必死に応援。好タイムを出し、レース後のモニターに1位と表示されると、ボルテージは最高潮に達した。

永明中学校1年の吉澤寛太さん(13)=茅野市横内=は「もう、感動したとしか言えない。思いっきり応援できた。気持ちが届いた。奈緒さんは日本の宝」と満面の笑みを浮かべていた。

母校の茅野市北部中学校やつがねホールには同校生徒や小中学校の同級生、地域住民ら約280人が集まった。同中2、3年時に担任を務めていた村瀬敏行さん(47)=現諏訪市諏訪南中学校教諭=は、「最高の舞台で最高の滑りをしてくれてうれしい。最高の結果」と満面の笑みを浮かべた。スタートのときは緊張した面持ちでスクリーンを見つめており、「自分らしく納得できる滑りができればいいなという思いでスタートのときを見ていた」と振り返った。

会場では小平選手の同級生(教え子)と共に声援を送った。「ほかの教え子たちと一緒に応援できて、そして、一緒に小平選手の頑張りを見られて本当に幸せ。教師としてこの上ない喜び」と声を弾ませた。「本当に素晴らしく成長したと思う。いい表情でインタビューを受けていて、彼女の笑顔は昔も今も変わらない。4年に一度の舞台で金メダルを取れ本当にうれしい」と締めくくった。

家族4人で応援に駆け付けた会社員の宮澤宏明さん(40)は「とてもかっこ良かった」と興奮を隠せない様子。「1000メートルは銀で今回は見事金メダルを取ることができて同じ茅野市民として誇らしい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP