茅野市 永明小中学校建て替え

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茅野市は2018年度、老朽化が進む永明小学校と永明中学校の建設に着手する。3~4月にも地元関係者と「建設検討委員会(仮称)」を組織し、施設の規模や位置、機能、周辺道路のあり方を話し合う。市は両校それぞれの建て替えのほか、一つの施設への両校の集約化や他施設との複合化も視野に入れ、複数の選択肢を示しながら丁寧に議論を進めていく構え。18年度中に方向性を固め、19~20年度に設計を行い、早ければ21年度の着工を目指す。

人口減少に対応して公共施設の長寿命化や施設総量の縮減を図る「市公共施設等総合管理計画」に基づく取り組み。市は個別計画の第1次小中学校管理計画を3月の市議会全員協議会に示し、10年間の整備計画を明らかにする。永明小中学校に加え、宮川小学校をリノベーション(大規模改修)する予定だ。

永明小は1973年築の鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ8300平方メートル)、永明中は69年築の鉄筋コンクリート造り一部木造の3階建て(同7300平方メートル)。一方通行の市道を挟んで隣接し、敷地面積は両校合わせて約6・2ヘクタールと広大だが、市道の幅員が狭く大型バスで乗り入れることができない。

両校をめぐっては16年8月、地元の「ちの地区区長会」が早期建て替えを求める要望書を柳平千代一市長に提出。施設が老朽化し、児童生徒が危険な状況で学校生活を送っていると訴え、避難所機能を備え、小中学生が交流しやすく、まちづくりにつながる施設の整備を促した。

市によると、検討委は学校区内の区、PTA、コミュニティスクール、同窓会の関係者、学校職員、 近くにあるちの地区コミュニティセンターと体育練成館の関係者ら20~30人で構成。両校を集約化、 複合化する是非や施設の規模、位置、機能、周辺道路のあり方について検討する。

永明中敷地などで遺跡発掘調査が必要なこともあり、工事は長期化する可能性がある。完成時期、事業費ともに未定だ。学校の建設は総事業費約27億円で長峰中学校を整備した12年以来という。

昨年5月現在の児童生徒数は永明小が608人、永明中が366人。市は仮に両校を集約化しても、中学校区単位で進める併設型の小中一貫教育を継続する考えだ。柳平市長は「どういう学校、校舎にするか地元の皆さんとの議論をスタートさせたい」と話している。

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