2018年02月22日付

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荒削りではあるが真摯―が印象的だった。箕輪町議会が箕輪中学校2年生を対象にした「中学生模擬議会」の一般質問。大人対象の「まちづくり」を話し合う場でも、建設的な発想より、行政への陳情が目立つ中にあって、十代が発する問題提起や提案には実現の有無はともかく、端で見る者の気持ちを動かす力がある▼議会への理解を深め、身近に感じ、将来のまちづくりに目を向けてもらう狙いで毎年2年生対象に開いている。白鳥政徳町長から町の実態や人口減少、地方創生に関わる現状や課題、取り組みについて聞く事前学習を経て生徒代表11人が一般質問に臨んだ▼果たしてその内容は「予告なしの避難訓練はできないか」や「凍ったり曇ったりしないカーブミラーの設置を」「魅力ある公園設置で町のPRを」「SNSで町の魅力発信を」「空き家を中高生のよりどころとして活用できないか」などなど▼すぐにできそうなもの、費用面で難しいもの、固い頭では対応が困難なものなどさまざまだ。だが共通するのは、これらが決して思い付きではなく、今ある課題に対して真面目に考えた結果であることか▼対する答弁は、全てを実現できるとまではいかなかった。生徒たちの受け止めは、いかばかりだっただろうか。せめて「求めればかなう」のお任せ体質ではなく、常に当事者意識を持ち合わせる必要だけは感じ取ってほしいと願うばかりだ。

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