新和田トンネル無料化前倒し 県会で知事

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阿部守一知事は22日、県道路公社が管理する有料道路のうち、2025年3月に料金徴収期限を迎える「新和田トンネル有料道路」(岡谷市-長和町、14.8キロ)について、「21年夏ごろまでに一般道路化が可能の見込み」と述べ、同期限から3年半余り前倒しして無料化できる見通しを明らかにした。

県会2月定例会代表質問で、自民党の本郷一彦議員の質問に答えた。

阿部知事は、同じく21年6月に期限を迎える「三才山トンネル有料道路」(松本市-上田市、15.1キロ)についても、「(有料道路の)期間を約1年短縮できる見込み」とし、20年夏ごろまでの無料化の見通しを合わせて示した。

同公社では現在、有料道路を6路線7区間(37.6キロ)を管理しており、26年12月までに順次、料金徴収期限を迎える。

借入金の償還が進む中、08年3月に包括外部監査が「『新和田』『三才山』が償還を終える時期に、有料道路の将来の形態に関して県民が納得する議論を」と指摘。この指摘から約10年が経過し、県では一般道路化による無料化について検討を進めてきた。

県道路建設課によると、今夏に期限を迎える「平井寺トンネル有料道路」(上田市、1.8キロ)を除く5路線を対象に検討。このうち、交通量が当初の推計を上回る「新和田」「三才山」の2路線が早い段階での償還が見込めることなどから、「現状の試算で前倒しの見通しとなった」としている。

同公社公表の16年度の「新和田」の交通量は約187万台で、内訳は普通車約87万台、大型車約52万台、中型車と軽自動車が、それぞれ23万台前後。

同課によると「新和田」は関東、関西方面を結ぶ物流ルートとして大型車の利用も目立つほか、地域の日常生活でも、地元対象の朝夕の割引回数券の利用が増えているという。

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