選択制「宿泊学習」を導入 富士見中1年生

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新たなカリキュラムについて保護者に説明する曽根原校長

富士見町富士見中学校は新年度から1年生の「総合的な学習」の一環に、体験を通して郷土愛を育む選択制の宿泊学習を新たに導入する。▽南アルプスジオパークの探索▽縄文体験と土器作り▽八ケ岳登頂│の3コース。宿泊行事と学習とを結びつけ、かつ複数の選択肢から生徒が選べるカリキュラムは「県内でもおそらく初めて」(同校)という。22日に同校で開いたPTA集会で曽根原好彦校長が保護者に説明した。

近年、年間の学校行事や専門教育が過密となり、多忙さの中で生徒の心身に疲れがみられることを問題視し、昨年度から学校行事の大幅な見直しに着手した。選択制を導入することで、体育行事などに参加できない生徒との教育格差を減らす。

改革初年の今年度は、丸一日をかける総合学習や国際交流、登山、スキー教室など単発行事をいくつか廃止し、キャリア教育を充実強化した。その結果、生徒、職員ともに時間、精神面のゆとりが生まれ、学習成績や部活動での大会成績が伸びる効果を上げたという。

新年度に打ち出すカリキュラムは「通常の授業では時間、活動範囲に限界がある総合的な学習をもっとダイナミックに展開できる」(曽根原校長)といい、「ふるさとへの理解を一層深める学びにしたい」とする。

選択コースはいずれも富士見の自然、文化、歴史を象徴し、全国的にも有名な固有資源。中でも南アルプスは2014年にユネスコのエコパーク認定を受けて以降、教育面での取り組みが望まれており、町内小中学校では初導入となる。八ケ岳登山は、廃止後も校内や住民から実施の要望が強いため取り入れた。

ジオ探索と縄文体験は7月下旬に実施。八ケ岳登頂は8月下旬に計画し、2018年度に限り、学校登山の経験がない2、3年生の希望者も参加できるようにする。

新カリキュラム導入に伴い、1年生のスキー教室を復活。今年度から宿泊行事がなくなった2年生は、級友の絆を深める行事を自主企画で行い、生徒の主体性を育む考えだ。

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