忠輝の遺品中心に35点 貞松院で特別公開

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貞松院の本堂に展示された松平忠輝の遺品

貞松院の本堂に展示された松平忠輝の遺品

諏訪市諏訪2の貞松院で23日、所蔵する宝物の特別公開があった。徳川家康の六男・松平忠輝の遺品を中心に35点を本堂や庫裏などに展示。死期を感じた家康が生き形見として忠輝に与えた名笛・乃可勢(のかぜ)などを一目見ようと、市内外から大勢の人が訪れた。

加賀前田家から忠輝に贈られたと伝えられる、加賀の白山が描かれた「古九谷青手大皿」も展示。古九谷大皿、乃可勢、短刀「君萬歳友成」を納めたガラスケースの前では多くの人が足を止め、山田雄道住職が「所有者が特定できる江戸時代の古九谷は他にはなく、貴重」と説明した。

午前中だけで200人以上が訪れる盛況ぶり。岡谷市加茂町の女性(85)は「素晴らしい宝物ばかりで、言葉が出ません。現代までよく残っていましたね」と話した。

乃可勢は尺八の一種である一節切で、織田信長、豊臣秀吉、家康と時の天下人に珍重された。本堂では、江戸時代に乃可勢を模して作られた縦笛「秋声(しゅうせい)」の音色も披露されていた。

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