古御柱を曳行し八立神社へ 諏訪大社上社本宮で御柱休め

LINEで送る
Pocket

7年間の役目を終え八立神社へ曳行される古御柱の本宮一

7年間の役目を終え八立神社へ曳行される古御柱の本宮一

諏訪市の諏訪大社上社本宮で23日、前回御柱祭に建てた御柱を横たえる「御柱休め」があった。古来の慣例により同市中金子の八立(はちりゅう)神社氏子が奉仕。約300人が参加して、役目を終えた4本を地中から抜いて休ませた。本宮一は約2キロ先の八立神社へ曳行し、24日も残り3本を曳行する。

本宮四から順に作業し、本宮一は根元を2・5メートルほど手作業で掘り、四方で支えるロープを慎重に操作しながらゆっくりと傾かせた。柱の傾きが40度ほどの時に若者2人が柱に乗り、「祝古御柱休め 7年間ありがとうございました」の垂れ幕で御柱に感謝を伝え、見守った多くの氏子や参拝客から拍手が沸き起こった。

上社の前回分8本の御柱を八立神社で元の普通の木に戻す「御柱休めの儀」(6月19日)までの作業が「古御柱祭」と呼ばれている。約400年前から中金子の氏子に託されて、16日は前宮の4本を奉仕した。

従来、御柱休めは前宮と本宮同時に行ったが、作業効率を図り今回初めて別々の日程で実施。これまで氏子が手分けして作業したが、一本の柱ごと力を結集して「順調に作業ができた」と古御柱祭典委員会の岩波文俊委員長(70)。「天候が良く年配の氏子が参加して、若者との技術の引き継ぎができた。次回に生かしていける」と成果を話していた。

本宮一は、地車(台車)を使い、本宮境内を出発。氏子住民たちが「よいさ、よいさ」の掛け声で和やかに曳行し、2時間ほどで無事に八立神社に曳きつけた。24日は2町内会ずつ本宮二、本宮三を担当して曳行、本宮四は車両でけん引する。

おすすめ情報

PAGE TOP