そば屋開業目指して 伊那商議所中級コース

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技術講習会・中級コースのまとめのそば打ちに挑む受講者たち

伊那商工会議所の「伊那の食プロジェクト特別委員会」のそば打ち技術講習会・中級コースは25日、最終講を伊那市高遠町の高遠閣で開いた。そば屋開業を目指す人向けの特別カリキュラムで研さんしてきた5人の受講者が、そば店の店主らの前でそばを打ち、昨秋から取り組んだセミナーの総まとめをした。

最終講は同市高遠町のそば処「壱刻」の店主、山根健司さんを講師に招いた「山根塾」で、技術講習では開業すれば求められる当たり前のスピードという「水回し5分、こね2分、のし15分、切り3分」でそばを打った。

同委員会が進める市街地でのそば屋開業を支援する取り組みの一環で、受講生は技術講習のほか、同市で行われる「信州伊那 新そばまつり」などにボランティア参加し、「そば屋」としての一連の仕事の流れを学んできた。

大阪府出身で、高遠そばに魅せられて昨年同市に移住した岸野靖典さん(41)は、セミナーをステップに来年以降の開業目指して修行中。学びの幅を自主的に製粉まで広げるなど意欲的で、「そばは産地、品質管理、製粉の仕方でいろんな顔を見せてくれる。妥協せず、こだわりのそば切りを追求したい」と話している。

そば屋開業支援は、リニア中央新幹線開通を見越し、伊那の食文化を発信していくことが目的。委員会では今後、開業希望者向けに上級技術講習会や創業のための経営相談、空き店舗情報の提供を行う。最終講で原一馬委員長は「この機会が、皆さんの成功の糧となることを願っている」と述べた。

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