雪山遭難者を迅速救助 茅野で遭対協訓練

LINEで送る
Pocket

雪山の救助訓練を行う遭対協や茅野署の救助隊員ら=茅野市、車山高原SKY PARKスキー場

諏訪地区山岳遭難防止対策協会や茅野署などは25日、冬山の合同救助訓練を茅野市の「車山高原SKY PARKスキー場」で行った。遭対協救助隊員や同署山岳遭難救助隊員ら約50人が参加し、雪山での遭難者の迅速な救助に向けて技術や連携を確認した。

山頂付近に移動し、2班に分かれて降下や引き上げ訓練、遭難者を運ぶ搬送機材の扱い方などを確認した。ベテラン隊員が若手隊員にロープの結び方や降下手順などを実践しながら指導した。雪崩に巻き込まれた埋没者の救助訓練では、ビーコン(発信機)のほか、富士見町落合で救助犬を育成しているNPO法人救助犬訓練士協会の救助犬と連携した捜索訓練も行った。

初めての試みで、茅野市が昨年から提携するソニーセミコンダクタソリューションズ(神奈川県)が開発し、商品化を目指している低消費電力広域ネットワーク技術「LPWA」を活用した訓練も実施。遠距離電送が可能な無線通信技術で、登山者の位置情報をインターネット上でリアルタイムに把握できるという。LPWAで確認した位置情報をもとに専用の発信機を携帯した埋没者役を探し出す訓練もした。

遭対協の高橋政男隊長=下諏訪町=は「冬山の基本的な救助技術の確認ができてよかった」と振り返り、LPWAをについては「救助側としては遭難者の居場所が分かるのはありがたい。登山者にどうやって普及させるかが課題」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP