今後も小平選手支援 相澤病院CEO

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報道陣の合同取材に応じる相澤孝夫さん

25日に閉幕した平昌五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダル、1000メートルで銀メダルを獲得した小平奈緒選手(31)。世界の頂点を極めたスプリンターを9年間にわたり支えてきたのが、現所属先の相沢病院(松本市)だ。26日、報道陣の合同取材に応じた同病院最高経営責任者の相澤孝夫さん(70)は「真面目で、しんの強い人だと思った」と小平選手との出会いを振り返った。

2009年3月。信州大の卒業を控えた小平選手は競技生活継続の危機に直面していた。在学中から師事する結城匡啓コーチの元で引き続きスケートに打ち込みたいと考えていたが、所属先が見つからない。そんな師弟に手を差し伸べたのが相澤さんだった。

「長野の人が長野のコーチについて長野でスケートを究めたいと言っている。会う前から雇うことは決めていた」と振り返る。雇用後には小平選手から「松本で働いた後に長野で練習する」との申し入れがあったが、断った。「医療をやってくれということで雇ったわけではない。スケートに専念して」と長野市内に住宅を用意。以降は給与のほか遠征費や用具代など年間1000万円超の支援を続け、14年ソチ五輪後にはオランダ留学の打診を快諾するなど可能な限り要望に応えてきた。

小平選手は500メートルの世界新記録更新を次の目標に掲げ、現役続行の意思を示している。「小平さんが嫌だと言わない限り、またここでスケートに打ち込んでもらえるならこんなにうれしいことはない」と相澤さん。今後も最大限の支援を続けるつもりだ。

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