小中学に防災ヘルメット保育園に頭巾 茅野市

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茅野市が公立保育園に導入を計画している防災頭巾のイメージ

茅野市は来年度、全児童・生徒・職員5000人分の防災ヘルメットを小中学校に、全園児1300人分の防災頭巾を公立保育園にそれぞれ配備する。災害時に子どもの安全を確保する新規事業で、頭巾は来年度早々、ヘルメットは7~8月にも導入したい考え。来年度一般会計当初予算案に購入費を計上し、市議会3月定例会に提出している。

市教育委員会によると、ヘルメットや頭巾の配備に法的な義務はないが、「子どもの命を守る」(市教育委員会)ために購入を決めた。糸魚川―静岡構造線断層帯のうち、安曇野市から諏訪市を経由して茅野市に至る中北部はM7.6程度の地震を引き起こすとされ、30年以内の発生確率は13~30%と高い。さらに全国各地で災害が頻発していることや、学校からの要望も考慮して予算計上した。

ヘルメット、頭巾ともに市が購入して教室や保育室に人数分を配備する。個人への配布ではなく「共有物」として管理し、耐用年数を過ぎたものは順次更新する。具体的な運用方法は今後、学校や保育園と話し合うという。

ヘルメットは厚さ3~4センチに折りたたんで収納できる種類にする計画で、児童・生徒と教職員は違う色にする予定。小中学校の防災訓練は9月1日の防災の日前後に行われることから、避難訓練などで使いながら使用方法を習得するとともに、防災意識の高揚を図っていく方針だ。

頭巾は0~3歳用と4~5歳用の2種類を購入する。いずれも頭頂部に厚い緩衝材が入っていて耳まで覆うタイプ。燃えにくい防炎素材を採用する。園児たちが手にとってかぶる訓練を実施する計画で、市教委は「使い方を学ぶことを通して、自分の身を守る意識も醸成したい」と話している。

予算はヘルメットが2100万円、頭巾が334万円。このほか嘱託・臨時保育士170人分のヘルメットを約38万円で購入する。正規職員の保育士のヘルメットは順次購入しており、配備が進んでいるという。

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