地元でお祝いと話を聞く会 歌会始の川島さん

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歌会始の儀の様子などを話す川島さん

今年1月12日に皇居・宮殿「松の間」で行われた新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」で、約2万首の一般応募から選ばれ披露された10人の入選者に茅野市宮川両久保出身の主婦川島由紀子さん(57)=東京都小平市=がいた。両久保からは1961年に堀博行さん(79)が入選しており、2人目となる快挙をたたえて27日、地元で川島さんを招いたお祝いと話を聞く会が開かれた。

今年のお題は「語(ご)」。川島さんの作品は「耳元に一語一語を置きながら父との会話またはづみゆく」

5年前に母親が他界し、一人で暮らす父堀与吉さん(88)の農業や家事を手伝うため時々実家に帰っていた川島さんが、耳の遠くなった父親の耳元で話す情景を詠んだ。

以前入選した堀博行さんとは親戚筋で、歌会始は身近に感じていたという。過去に数回応募したこともあり、今回も軽い気持ちだった。昨年12月中旬に入選の連絡をもらった時は「喜びというよりびっくりした」という。

お祝い会は、「林之峰(はやしのみね)歌会」(堀博行さん主宰)などが企画。会員の堀晃さんが開設する「閑人寄合処(かんじんよりあいどころ)ポレポレ亭」で開き7人が参加した。

川島さんは、入選者らの歌が読み上げられた儀式の様子や、別室で天皇、皇后両陛下から「お父さんは今どうされていますか」「耳元で話してあげられることはとてもいいことですね」とお言葉をいただき緊張したことなどを話した。選者の講評で、言葉の選択やものの見方の面白さ、気付かないことを気付かせる-などから「句には一つ光るものがあればいい」と言われたことも紹介した。

関係者は「両久保は江戸時代から俳句が盛んだった。歌会始で2人も入選者が出たことはうれしく誇り」と笑顔でたたえた。両久保公民館の次号広報で川島さんの話題を特集するという。

川島さんは「皆さんに喜んでいただきありがたい。もっと勉強して、機会があればまた応募したい」と話していた。

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