諏訪湖の魚食性鳥類追い払い ドローンに期待

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諏訪湖の水産資源のワカサギなどを捕食する魚食性鳥類カワアイサ、カワウの対策として、県諏訪地域振興局は小型無人機(ドローン)の活用を検討している。3月13日には諏訪湖漁業協同組合や県、市町村の関係者が集まり、可能性について意見を交わす。同局農政課の神通川洋一課長は「(追い払いの)新たな対策として効果に期待したい」としている。

昨年12月に諏訪市の県諏訪合同庁舎で開いた講演会で、講師を務めた国立研究開発法人水産研究・教育機構中央水産研究所内水面研究センター漁場管理グループの坪井潤一主任研究員の提案を受け、同課が対策の一つとして検討してきた。坪井研究員によると、カワアイサは冬にロシアなどから国内に飛来する渡り鳥。国内の生息数は約6000羽とされ、そのうち1000羽程度が諏訪湖に飛来しているといい、講演会では「個体が諏訪湖に集中している」と指摘した。

カワアイサから資源を守るため、諏訪湖漁協などでつくる諏訪湖漁場活性化協議会(会長・武居薫同漁協組合長)は昨年12月1日から結氷時を除き連日、舟で追い払ってきた。舟による追い払いは、捕食を一定程度阻止できるとして例年行われている。

同課は舟のほかにドローンも活用できれば、湖水面と上空の両方で対応できるため、追い払い効果が期待できると見込む。神通川課長は「湖水面だけでなく、空でも追い払いの対策を行うことで、諏訪湖に集中するカワアイサを分散させることができれば」と話した。坪井研究員が提案した、ドローンと爆音機を組み合わせる対策も取り入れたい考えだ。13日は諏訪湖漁協に集まり、ドローンの関係団体の協力で、飛行の実演も行ってもらう予定。

諏訪湖でのドローンの活用について坪井研究員は「効果はやってみないと分からないが、新しい手段としてある程度効くとは思う。現段階では、ボートで大きな群れを探し、ボートからドローンを離発着させるのが有効かと思う。燃料代の節約という観点からも有効では」とした。

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