御柱祭を彩る6 「長持ち踊り連」諏訪信用金庫

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御柱小唄の練習を重ねる新入職員。より良い踊りに向け互いにアドバイスをし合い、助け合う

御柱小唄の練習を重ねる新入職員。より良い踊りに向け互いにアドバイスをし合い、助け合う

毎回、華やかな踊りで諏訪大社御柱祭を盛り立てる諏訪信用金庫。今年の新入職員13人は里曳きがデビューとなる。山出しで曳行路を彩った先輩職員に追い付こうと、週3回集まり、練習を重ねている。

13人が祭り本番で披露するのは花笠踊りと金のおんべを手にする御柱小唄。里曳きでは先輩職員の踊り連や長持ち連とともに登場する。練習会場の下諏訪支店に平日夜と土曜の午前に集まり、指導を受けている。

「だいぶ良くなってきたけど、手先、つま先の細かい動きがまだだね」「動きが小さい。恥ずかしがっていると、余計に恥ずかしくなる」…。先輩職員は言葉こそ柔らかいが、求めるレベルは厳しい。仕事を終えた平日夜の練習では2時間にわたって踊りを繰り返し、動作を体にしみこませる。

新入職員は、全体の研修が終わり、それぞれの配属先での業務が始まったばかり。接遇や電話対応、ビジネス文書の作成など新しい環境の中で覚えることは数多い。

その上で御柱年の新入職員は踊りもマスターしなければならない。御柱年入庫組の宿命だ。

19日夜の練習日、宮川支店の北原麻衣さん(22)=茅野市玉川=は仲間のアドバイスを受けながら手の動きを何度も復習した。「先輩たちのようにできるか心配です」。時折、仲間と談笑しつつもその目は真剣そのものだ。

下社山出しに木やり師として参加した茅野支店の小口剛典さん(23)=下諏訪町友之町=は踊りは初めてといい、「動きを覚えるのは大変」と悪戦苦闘。それでも「やるからにはきれいに踊る」ときっぱり。「職場は離れてしまったけれど、またみんなで集まれるのは楽しい」と笑みを浮かべた。本番に向け、同期の絆も強まっているようだ。

同庫長持ち踊り連実行委員長の一人、服部友治さん(44)=原村菖蒲沢=は「今年入庫の13人は例年以上に覚えることが多くて大変だと思うが、運がいいとも言える。職場に居場所をつくり、人脈を広げるチャンスを生かせば、将来の財産になる。これは御柱祭の恩恵ですね」と話し、急成長する新人の踊りの姿に目を細めた。

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