耐震基準満たさず 諏訪市文化センター

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諏訪市は5日、今年度実施した市文化センターの耐震診断の結果を公表した。3階建て建物のうち1階と屋根部分は耐震基準値を満たしていないとし、今年度内に策定する保存活用計画を考慮した上で、新年度に耐震化に向けた改修原案を作成する方針。

市教育委員会によると、建物は鉄筋コンクリート一部鉄骨造で1962年の建設。構造耐震指標(Is値)が0.6を下回ると震度6強の地震で倒壊の危険性があるとされるが、センターは広域避難所に指定されているため、判定指標を0.75と高めに設定した。1階、屋根部分はともに0.40にとどまった一方、2、3階は0.75を上回った。

センターは2014年に国登録有形文化財に登録されている。市が進めている保存活用計画作りでは、文化財の価値を生かした建物にするため現状のまま残す部分とデザインを残しながら必要な箇所に手を入れる部分、改修する部分に色分けする。3月中に文化庁に提出する予定。

耐震化の時期は現時点で未定。エレベーターの設置やホールの音響対応など機能向上策も併せて検討する。

老朽化が課題の同センターについては、JR上諏訪駅周辺一帯の将来構想を考える「駅周辺市街地あり方検討会」で文化的価値や歴史的な背景から残すべきとの意見が上がり、市が保存活用に向けた取り組みを進めている。

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