学びや食事提供 岡谷市「コドモテラス」設置へ

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岡谷市は来年度、さまざまな事情を抱える家庭の子どもに学びや食事を提供したり、保護者の悩み事の相談を受けたりする「おかやコドモテラス」設置モデル事業を新たに始める。子どもの居場所づくりに向けて官民連携で取り組み、将来的に地域へ広がることを期待する。今後、数年かけて子どもの支援の在り方やニーズ、課題を探っていきたい考えだ。

第4次総合計画の重点施策である「輝く子どもの育成」の一環で、各地で「こども食堂」などの動きが広がる中、まずは行政が旗を振る形で取り組んでいこうと企画した。来年度一般会計当初予算案に食材費や教材費として48万円を計上した。

計画では、同市中央町のイルフプラザ・カルチャーセンターを会場に、夏休みや冬休みを利用して年4回開催する。1回の定員は50人ほどで、園児や小中学生、保護者らの利用を想定。遊びを通じた学びの提供や学習支援、悩み事相談、食事の提供など、「一場所多役」の居場所づくりを目指す。

家庭で利用されずに眠っている食品を持ち寄り、支援を必要としている人に届ける「フードドライブ」も行いたい考え。食材として活用したり、「フードバンク」に送ったりする。

学習支援は教員OBや高校生ボランティアなど、調理は民間団体に協力してもらう予定。保護者の相談には市の社会福祉課や子ども課の職員が応じる。ただ、どの程度のニーズがあるかははっきりしないため、様子を見ながら進めていく。

市健康福祉部の小口浩史部長は「子どもが気軽に利用するためには歩いて行けるような身近な場所にあることが望ましく、地域に広がっていくことが求められる」と指摘。「まずはモデル的に実施し、ニーズや課題を探りたい。民間の人たちに声を掛けながら、行政としてどんな支援ができるか見極めていきたい」としている。

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