卒業制作のブロンズ像 原中3年生が除幕式

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卒業制作のブロンズ像が披露され、完成を喜ぶ原中3年生

原村の原中学校3年生66人が卒業記念制作で取り組んだ「時」をテーマにしたブロンズ像が完成し、除幕式が9日、同村の八ケ岳美術館隣の彫刻の森で開かれた。式に先立ち、村内に別荘がある元小学校音楽教諭の関口裕子さん=東京都町田市=が卒業生の作品から着想したオリジナル曲を披露する演奏会も同校で開かれた。卒業制作が形となり、生徒たちに達成感と感謝の笑顔が広がった。

ブロンズ制作は、芸術に親しむ感性を養ってほしいと、同村出身の彫刻家・清水多嘉示(1897~1981年)の彫刻を常設展示する八ケ岳美術館が80年に開館して以来続く取り組み。毎年、卒業生が制作した中から投票で選ばれた1体を設置する。2000年からはブロンズのテーマに合わせた生徒の詩もブロンズとともに展示している。

15年ほど前から原村で夏を過ごしてきた関口さんは昨年夏、彫刻の森の存在を偶然知った。そこで2004年度卒業の生徒の詩「ありがとう」に感動したという。今年度の3年生のために卒業生の詩に曲を付け、除幕式に合わせて2曲を披露した。「私にとって原村は第二の古里。彫刻の森に出合えてよかった」と感謝の気持ちを生徒に伝えた。

除幕式では、生徒や村関係者らが見守る中、シートが外されると、拍手と歓声が湧き上がった。

詩の作者の大内みらいさんは「これから辛いことがあってもこの詩を見て頑張ろうと思ってほしい」と願った。ブロンズ像の作者、小池寿々音さんは「本」「木」「滴」を組み合わせ、思い出、成長、夢がかなう―という思いを表現した。「みんなと過ごした『時』を大切に成長していきたい」と話した。

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