茅野市民館で「避難訓練コンサート」

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スタッフの指示に従ってホール外へ避難する参加者ら

東日本大震災が発生した3月11日(3・11)を前に、茅野市民館で9日夜、公演中の災害を想定した「避難訓練コンサート」が行われた。施設スタッフと出演者、一般公募者ら約100人が参加。訓練は実際のコンサート中に行われ、観客と出演者は避難方法を、スタッフは適切な避難誘導法を確認した。(浜武司)

公演中に火災や地震が発生した場合、施設職員やフロントスタッフらが適切な避難誘導が行えるかを確認するとともに、一般参加者がホールにどのような危険が潜んでいるか、どう行動すべきかを実体験する機会として実施。茅野市消防音楽隊とプロの和太鼓奏者でつくる「志多ら」が出演者として協力した。

訓練では、消防音楽隊の演奏開始後、15分ほどすると館内に「ガタガタ」という音が響き渡り演奏が中断。スタッフが地震発生を知らせ、観客にその場で頭を低くするよう指示。安全確認をした後、演奏が再開されたが、地震により舞台袖から火の手が上がった。火災発生のアナウンスが館内に流れ、観客はスタッフの指示に従ってホール外へと避難した。

訓練に立ち会った諏訪広域消防茅野消防署員が「皆さん指示に従い、パニックにもならず非常に良い訓練だった」と講評。同施設の防火管理者の久保祥剛さんは「日々の訓練の積み重ねが災害時には役立つ。これからも利用者の安全を考えた訓練を続けたい」と語った。家族で参加した宮川小学校3年の大江赳弘君(9)は「訓練と分かってたけど、ちょっと緊張した」と話していた。

訓練後には演奏が再開され、参加者はコンサートを楽しんだ。出演者はみな、それぞれが住む地域で消防活動をしており、演奏の合間には災害についての話もあった。

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