諏訪式繰糸機で糸取り 岡谷蚕糸博物館でWS

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「諏訪式繰糸機」で糸取りを体験する参加者

岡谷市の岡谷蚕糸博物館は11日、隣接する宮坂製糸所の「諏訪式繰糸機」を使った糸取り体験のワークショップを開いた。一般を対象にした初めての試みで、ボイラー室も初公開した。県内から参加した人たちが鍋で繭を煮るにおいを感じながら、シルク岡谷の歴史に触れた。

諏訪式繰糸機は、1875年に諏訪郡平野村(現岡谷市)の武居代次郎が開発し、製糸業の隆盛を支え、日本機械学会機械遺産に指定されている。所蔵品展「鍋、語る」の関連イベントで、製糸業の歴史や、糸取りに欠かせない道具であった鍋について知ってもらおうと企画した。

同館学芸員から諏訪式繰糸機に取り付けられた陶器製の鍋について紹介があり、蒸気によって湯を沸かし、繭を煮る仕組みについて学習。参加者は繰糸機を順番に使って、繭の糸を取り出したり、熱い鍋から使用済みの繭を取り除いたりしながら作業を進めた。糸を通す道具の扱い方や、繭糸を補給をする際に糸が切れてしまう難しさも体験した。

友達と参加した宮坂智子さん(54)=安曇野市=は「糸を均一の太さにするのが大変で、熟練の技がいると感じた。当時を知る良い体験になった」と話していた。

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