民間譲渡「難しい」 岡谷市のロマネット

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今後の施設の在り方が検討されているロマネット

岡谷市が公共施設等総合管理計画に基づき、民間譲渡を含めた管理運営の見直しを検討している同市長地権現町の日帰り温泉施設「ロマネット」について、民間譲渡は難しい見通しであることが市が行った調査で分かった。施設の老朽化が進み、今後、大規模な改修が必要となるため。市は来年度に最終調査結果を踏まえて今後の方向性を判断する方針だ。

ロマネットは岡谷温泉を利用した健康福祉施設として1995年度にオープン。ローマ風呂をイメージした円形の大浴場が特徴となっているほか、食堂や休憩室などを備えている。今年1月末までの利用者数は562万7000人に上り、年間25万人以上が利用している。

市は建設から長年が経過した公共施設の適正管理を図るため、同計画に基づき、施設の統廃合や長寿命化を検討する方針。ロマネットについては指定管理期間が終了する来年度までに今後の方向性をまとめることにしており、民間譲渡の可否について今年度、専門のコンサルタント会社に調査を委託。最終的な調査結果はこれからだが、「民間譲渡は難しいという報告をいただいている」(市議会3月定例会一般質問で小口浩史健康福祉部長)との見通しを明らかにした。

市によると、建設から22年が経過し、老朽化に伴う大規模な改修が必要となる見込みで、現在の施設規模では岩盤浴やあかすりのような入浴以外のサービスを取り入れるのは難しく、投資に見合う収益を見込めないことが大きな要因という。「民間が手を挙げてくれる可能性は低い」とみている。

一方で、市は「ロマネットは今日まで市民の健康保持・増進に向けて大きな役割を担っている。この機能は大事にしないといけない」と強調。今後の方向性については、最終的な調査結果を踏まえ「施設の維持管理、福祉や健康の増進など、さまざまな角度から総合的に検討していきたい」としている。

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