現新一騎打ちの公算 伊那市長選告示まで1カ月

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任期満了に伴う伊那市長選は4月15日の告示まで1カ月に迫った。昨年12月に立候補を表明した現職で2期目の白鳥孝氏(62)=西箕輪=に続き、2月に当時市議だった新人の八木択真氏(39)=坂下=が出馬を明らかにし、無所属候補による一騎打ちの公算が大きくなっている。企業や団体の幅広い推薦を受けて後援会を中心にした組織戦で引き締める現職に対し、新人は直接対話とインターネットの活用による草の根型で対抗。現市政の評価を争点に4月22日の投開票に向けて、両派それぞれ支持拡大を図る。

「相手の組織が見えにくいが、地道に取り組むだけ」と白鳥氏。市内全域を網羅する後援会が軸となり、公務の合間を縫ってあいさつ回り、企業訪問をこなす。昨年6カ月かけて市内14カ所で懇談会を開くなど地固めを進めるが、若年層への拡大を急務の課題として取り組み、八木陣営のインターネットを活用した情報戦術も注視する。後援会の下島省吾副会長は「選挙戦は大変歓迎すべきこと。白鳥市政8年の実績と次期の公約を市民に浸透させる」と話す。

「現在の市政が、住民の切実な課題に応えていえるとは言えないことが改めて見えてきた」。八木氏は、出馬表明後に市議を辞職し、地域に出向いて草の根で運動を展開する。各地区で開く集会は先週末までに6カ所にのぼり、住民の依頼による集まりにも出て対話を重ねている。選挙戦の最大の争点にも市民との対話を挙げ、市政刷新に向けて結集を呼び掛ける。「今まで表に出せなかった人が声を出してきている。現市政に課題があるからこそだ」と話す。

両陣営はともに政党の推薦は受けない考え。同市長選は2010年、14年と白鳥氏が、いずれも共産党などが支援する新人を破っている。

共産党上伊那地区委員会の三沢好夫委員長は「政党としての推薦は一切しないが、八木氏の政策や理念、姿勢に賛同しており、一市民である支持者に同氏の応援を呼び掛けていく」と説明。現市政の批判票が割れないためにも別の候補は擁立しないとして「それが一つの応援のメッセージ」とした。

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