茅野の国宝土偶”出演” 映画7月公開

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全国各地の遺跡や研究者を取材して縄文の謎に迫るドキュメンタリー映画「縄文にハマる人々」(山岡信貴監督、リタピクチャル製作)が、7月に公開される。茅野市の国宝土偶2体をはじめ、諏訪地方の土器や研究者も登場する予定。特別上映会が5月26日、縄文時代の国宝を集めた特別展「縄文―1万年の美の鼓動」(7月3日~9月2日)を開く東京国立博物館(東京)で行われる。

山岡監督は5年間、全国100カ所に及ぶ取材を敢行。映画は103分。考古学や民俗学の専門家、文化人やアーティストなど「縄文にハマって」いる人々を訪ね歩き、縄文の謎を解き明かしていく。数千点の土器や土偶も紹介し、日本人が失い、忘れてきたものを問い掛ける。

映画には作家のいとうせいこうさんら20人以上が出演。ナレーションはコムアイさん。茅野市ゆかりの国学院大名誉教授の小林達雄さん、多摩美大芸術人類学研究所特別講師の田中基さん、茅野市で「尖石の湯」を運営するグループダイナミックス研究所の柳平彬さんも登場する。

山岡監督によると、諏訪地方の尖石縄文考古館や中ッ原縄文遺跡、諏訪市博物館、岡谷美術考古館、井戸尻考古館が登場。茅野市から出土した「縄文のビーナス」「仮面の女神」の国宝土偶2体については、「アップも多用し、丁寧に観ていただけるようになっている」という。

山岡監督は「縄文を知るほど人間の可能性の広がりを実感できた。人類としては全く同じ性能を持つ縄文人が違った文化を作った。私たちにも全く違う世界を作り上げるポテンシャルがあるのだという希望を感じます」と語り、県内の上映を希望している。

縄文のまちづくりを進める茅野市の柳平千代一市長は「縄文に日本中で一番ハマっているのは私。題名を見て私の映画だと思った。残念ながら取材は受けていないが期待しています」と語る。同市では、全国的な映画や展覧会で縄文を評価する動きに「縄文ブーム到来の兆し」と喜ぶ声が広がっている。

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