一般参加者募り初の空き家見学会 諏訪市

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空き店舗内を興味深く見学する参加者

遊休不動産の利活用を目指す県の事業採択を受け、JR上諏訪駅周辺の空き家、空き店舗の活用策を探っている諏訪市は17日、空き家見学会を一般参加者を初めて募って開いた。まちづくりの民間団体と連携した取り組みで一般参加は10人。4物件を見学し、地域の歴史に触れるまち歩きも楽しんだ。来年度も継続開催し、遊休不動産の利活用に向けた機運の醸成を図っていく。

市は2017、18年度の2年間、県の「信州まちなかリノベーション推進事業」を活用し、不動産会社経営や空き家仲介を手掛ける倉石智典さんをアドバイザーに迎えて活動している。倉石さんは長野市の善光寺門前で空き家を活用したにぎわいづくりに取り組んでいる。空き家の利活用で諏訪市と連携する民間団体の関係者同士の研修会や空き家見学会はこれまでに2回行っている。

一般参加者を募った「第1回見学会」では、諏訪市諏訪のまちづくり拠点施設「すわまちくらぶ」を出発し、かつて飲食店や薬局、豆腐店などとして利用されていた空き店舗を見学。城下町として栄えた歴史、中央本線開業後のまちのにぎわいなどに思いを馳せながら、街中に残る当時のたたずまいを見て回った。天井の高さや操業時の雰囲気が残る部屋などに参加者は「歴史が醸し出す雰囲気はすごい」などと声を上げていた。

見学会を終えた清水活則さん(42)=下諏訪町立町=は「所有者が遠方にいたり、持ち主不明だったりすると、空き家への対応は難しくなる。所有者の顔が見えている段階でかかわりを持つことで利活用に向けた次の展開につながるのではないか」と振り返っていた。

見学会後はすわまちくらぶに関係者が残り、倉石さんを交えて意見交換。倉石さんは空き家見学会の継続開催の必要性や空き家の所有者と古民家などを活用して店を開きたい人とを結び付け、事業化を後押しする中間支援組織の大切さを説いていた。次回は5月に開催を予定。参加を居住や店舗経営を検討している人に絞った見学会の必要性も議論した。

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