来月1日「相楽祭」150年祭 下諏訪

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赤報隊の相楽総三らの墓がある「魁塚」

明治維新の先駆けとして活躍しながら、「偽官軍」の汚名を着せられ、処刑された相楽総三ら赤報隊の志士を慰霊する「相楽祭」の150年祭が4月1日、下諏訪町で行われる。相楽祭は地元有志でつくる「相楽会」が主催して毎年開いているが、今年は不遇の最期から150年の節目にあたるため、例祭に加え、研究者3人による記念講演会や歴史資料の展示を行う。

講演会は同日午前10時から下諏訪総合文化センターで。岡谷市出身で国文学研究資料館名誉教授の高木俊輔さんが「明治維新と偽官軍事件」と題して講演し、幕末史研究家の西澤朱実さんは「相楽総三とおカネの話」、中央大大学院で近代史を研究した岩立将史さんは「相楽祭の源流とその変遷」をテーマに話す。

資料展示も同センターで講演会に合わせて行う。町が町制施行125周年事業の一環として協力。諏訪湖博物館・赤彦記念館が所蔵する相楽自筆の扇子や自筆歌の軸、赤報隊名簿など7点を公開する。

講演会終了後の午後1時30分からは町内の「魁塚」で例祭を行い、相楽会会員のほか、志士の子孫や赤報隊に関心を寄せる人らが参列する。

赤報隊は幕末期に結成され、新政府軍の東征の先鋒として西方から江戸を目指したが、その後一転して「偽官軍」として捕らえられ、1868年、下諏訪で幹部8人が処刑された。相楽らの死後、名誉回復の動きが起き、1928年に相楽らに正五位が贈られた。

相楽会の阿部光男代表(73)は「赤報隊のように真っすぐな心で、新しい時代のためにと行動した草莽の志士がいたからこそ、今の日本がある。そうした歴史を知る場になればいい」と話している。

講演会は無料、自由。問い合わせは阿部代表(電話0266・27・3829)へ。

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